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出産

出産のながれをイメージしよう【助産師が解説】

みい助産師です。

妊娠37週以降は、いつ陣痛が始まっても良い期間になります。

お腹の中の赤ちゃんに合えるのが、楽しみですね♪

焦らないよう、出産までのながれを、イメトレしておきましょう。

今回は、「経膣分娩」についてご説明します。

「帝王切開」については、別記事でご説明しますね。

 

病院への連絡タイミング

どのようなタイミングで病院に連絡すれば良いのか、戸惑ってしまうこともあるかと思います。

病院への連絡タイミングは、以下の通りです。

陣痛が始まった

規則的なお腹の張り・痛みが来た場合が、陣痛の始まりです。

ただ、初めての出産の場合、陣痛開始から時間がかかる事も多いです。

私の勤務していた病院では、以下のような目安で、病院に連絡をしてもらうよう説明していました。

・初めての出産:5分以内
・2回目以降の出産:10分以内

 

破水した

お湯のようなものが流れるように感じたら、破水している可能性があります。

病院に連絡しましょう。

破水は、沢山の量が出る場合と、ちょろちょろ少量が動くたびに出る場合があります。

特に少量ずつ出る場合は、尿漏れと間違えてしまう場合もあります。

気になる症状があった場合、様子を見ずに病院へ相談しましょう。

 

多量の出血

粘性のおりものに血が少し混じっている場合は、「おしるし」といって身体がお産の準備を始めているしるしなので、心配はありません。

ですが、サラサラと流れるような血が沢山出る場合は、病院へ連絡しましょう。

 

持続的なお腹の痛み

お腹が、常に張りっぱなしで痛みも持続する場合は、病院に連絡しましょう。

 

赤ちゃんの動きが少ない

お腹の中の赤ちゃんは、睡眠と起きる時間を繰り返しながら生活しています。

いつもに比べて、胎動を感じにくい場合や、動きが少ないと感じた場合は病院に連絡しましょう。

 

ただ、これ以外にも、元々の持病や何か前もって医師に言われている事がある場合、早めに受診をした方が良い場合もあります。

心配な事がある場合は、事前に医師に、連絡をするタイミングを確認しておきましょう。

 

準備

病院に連絡し、受診することになった場合、入院の荷物を忘れずに持っていきましょう。

37週以降は、いつ陣痛がくるかわからない状況なので、余裕をもって入院の準備をしておくことが大切です。

入院準備のバッグには、陣痛中にあらかじめ手元に置いておきたいもの(水分、ハンカチ、栄養補助的な食品)を小さなバッグに入れ、入院中バッグに入れておきましょう。

母子手帳や診察券なども、お忘れなく。

 

病院についてから

病院につくと、内診や赤ちゃんの心拍を確認します。

内診では、子宮口の開き具合や柔らかさ・位置、赤ちゃんがどのくらい下に降りてきているかなどを見ます。

子宮口の準備ができ、陣痛が始まっている場合は、入院になります。

 

出産に大切なこと

入院後、すぐに生まれるとは限りません。

医師や助産師、看護師と相談しながら、上手に活動と休息のバランスをとりましょう。

呼吸法

基本的に「もうすぐ赤ちゃんが出る」という場面でなければ、力を抜く呼吸法がメインになります。

陣痛には必ず波があるので、陣痛がきていない時は、なるべく肩の力を抜きましょう。

付き添いの方に、優しく肩をさすってもらうと、程よく力が抜けたりします。

陣痛がくるなと思ったら、深呼吸を繰り返します。

イメージとしては「目の前にあるロウソクを、長くゆっくり吹き消す」感じです。

毎回くる陣痛に、身体や気持ちがこわばってしまうかもしれませんが、なるべく、力を抜くことを意識しましょう。

 

いよいよ出産間近となった時は、助産師・看護師が上手く呼吸法をリードしてくれると思います。

思いっきりいきんだ方が良い時もありますし、深呼吸や短い呼吸で、いきみを逃した方が良い場合もあります。

その時の状況に合わせ、スタッフ指導のもと、呼吸法をやってみましょう。

 

食事の大切さ

子宮も筋肉でできています。

エネルギーがないと、疲労してしまいお産がすすみにくくなっていまします。

陣痛の痛みで、なかなか食事をとる気持ちになれないかもしれませんが、ここは根性で少しでも食べておきましょう。

食事をとることで、お産へのパワーが蓄積します。

どうしても、病院で出た食事が食べられない場合は、少量でもカロリーや栄養分をとれる食品を摂取しましょう。

おにぎりや栄養補助ゼリー、栄養スティックのバー、などがオススメです。

のどに詰まる心配がなければ、飴などでも良いですよ。

また、水分もしっかり摂りましょう。

 

活動と休息のバランス

陣痛をうまくのらせて出産に導くためには、活動と休息のバランスが大切です。

このバランスは、お産の進み状況によって、病院のスタッフに相談して決めましょう。

誰かに付き添ってもらいながら、散歩やスクワット、お産がすすむイス(アクティブチェアー)に乗ってみるのもよいでしょう。

また、睡眠不足で疲労が強すぎても、お産はすすみにくいです。

場合によっては、横になってウトウトしたり、目をつぶって身体を休めましょう。

横になる場合は、上むきではなく、お腹の赤ちゃんの背中がある側を上にして横になるのがオススメです。

赤ちゃんの背中を上に向けると、赤ちゃんの回転(回旋)を助けてあげる事ができ、お産に効果的です。

赤ちゃんの背中が左右どちらにあるかは、人によって違います。

助産師や看護師に、お腹を触ってもらい、確認してもらいましょう。

 

トイレの大切さ

赤ちゃんが下りてくる子宮は、膀胱と大腸と近い位置関係にあります。

排泄がたまっている状況では、赤ちゃんが下に降りてくるのを妨げてしまう可能性があります。

1人でトイレに行っても良いかは、お産の進み状況によって変わるので、病院スタッフに確認をとってからトイレに行きましょう。

 

気持ちの大切さ

お産には、大切な4つのポイント(4要素)があると言われています。

  1. 陣痛
  2. 産道(骨盤や子宮など赤ちゃんの通り道)
  3. 赤ちゃん
  4. 気持ち

出産は、赤ちゃんとママの共同作業です。

病院スタッフや旦那さん、付き添いのご家族が、全力でサポートすることはできますが、とても大切なのがママの「気持ち」です。

状況によっては、なかなかすすまないお産に、気持ちが落ち込んでしまう事もあるかもしれません。

ですが、必ず出産のゴールはきますので、赤ちゃんと一緒に頑張りましょう。

病院スタッフも、一緒に頑張ろう!という気持ちで、サポートしてくれていることと思います。

 

出産

陣痛を乗り越え、無事に赤ちゃんが誕生☆

胎盤が出て処置が終わると、楽な姿勢に戻って横になる事ができます。

赤ちゃんやご家族との時間を楽しみましょう。

適宜、赤ちゃんの検温やママの出血状況の確認も入ると思います。

出産の時間帯によっては、ママと赤ちゃんの休息のため、面会が翌日以降となる場合もあります。

直近で話したいことがある場合など、この時にご家族と話しておきましょう。

また、出産後は出血や汗の関係もあり、水分をしっかり摂ることが大切です。

他にも、出産後は、立ちくらみを起こしやすい状況です。

トイレなどの場合は、1人で足ったり歩いたりせず、ナースコールで必ず病院スタッフに相談しましょう。

 

以上が、出産の一連の流れです。

なんとなく、イメージが浮かんだでしょうか?

出産は、人生で何度も経験できることではありません。

ママと赤ちゃん、ご家族にとって、素敵な出産を迎えられるよう、心から願っています。

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